- 石見翔子
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inspired by 石見スレ758
758 :名無し議論中in名無し決めスレ:2008/08/27(水) 23:43:37
かなめも単行本派の俺もやっと読めたよ
スズナリ!でも思ったけど石見先生は天才だと思うただ、スズナリ!でも思ったんだが
明るい話なのに全体に流れる何とも言えない暗い雰囲気は何なんだろう・・・
副題:石見翔子の作品に多く見られる傾向と、その結果としての読後感への解説
具体的には
・スズナリ!
・flower*flower
・かなめも(本作)
を念頭に置いています。
長くなる&「スズナリ!」の終盤の展開に触れるので以下追記で。
3作に共通して云えるフレームがあります。
1) 物語の開始時点で、主人公は「普通に『幸せな日常』」にあります
2) 物語の開始と同時に、「異質なもの」の投入によって「幸せな日常」は大いに混乱します
3) 時間の経過と共に、「異質なもの」は環境に内部化され、主人公は「新しい『幸せな日常』」を獲得していきます
4) 色々あって最終的には……?
というものです。
一番問題になるのは2) です。
これは「逆デウスエクスマキナ」とでも云うべきもの、「そういうもの」として提示され、そうなった事情については特に説明がなされません。
ということは、物語が進行中の時点においては「そういうものとして受け入れる」以外の選択肢がない、ということになります。主人公にとっても、読者にとっても。
(「スズナリ!」では最終盤にある程度の事情が語られますが、逆にいうと「明かされるときが終わるとき」でした)
しかし、「受け入れるしかないから受け入れる」(意識レベル)としても、「日常が明らかに変質しているという違和感そのもの」(無意識レベル)は消える/消せるものではありません。
冒頭の「明るい話なのに全体に流れる何とも言えない暗い雰囲気」は、このあたりに起因するものでしょう。
また、主人公と読者の主観を重ねやすいことも、(そういう読み方をする読者にとっては)印象が強化されるのではないかと思います。
(勿論、物語冒頭で投入される「異質なもの」の内容によって「違和感」の程度は異なってきます)
さて、かなめもについてです。
本作では、やりすぎ感すら漂う特大の「異質なもの」が投入され、その後がどれだけ穏やかで幸せに見えても、すんなり「良かったね」とは云えない状態にありますが、しかし、それでも案外慣れていくものです。主人公も、読者も。
背景の事情を考慮せず、作中の時系列のみを捉えれば、基本的には「幸せな日常」ですから。
……であるが故に、冒頭の出来事を知っている読者には、「この『幸せな日常』の裏には何が起こっている/いたんだろう」という点がほとんど必然的に想起されるのです。語らないことで想像させる・語らないことで伝える、ということです。
(一般論として「存在が仄めかされるだけで明らかにされないもの」こそが畏怖の対象となる、みたいな話がありますが、それに近い)
仮に冒頭の展開が自然なものであったとしたら、ここまで「何とも言えない暗い雰囲気」が感じられることはなかっただろうし、雑誌で途中から読んだような人にはその感覚が共有されていない可能性はあると思います。(折に触れちょっとずつ垣間見えるので、全く感じないということは無いかもしれませんが)
また、登場人物がなんだかんだで「いい人ばっかり」なのも、「読者が彼女達のことを心配する」ような方向に効果を発揮している、かも知れません。
(繰り返し気味ですが、上記は「読者が積極的に読みにいった場合」で、描かれたことを淡々と追っていく限りは「幸せな日常」の範疇です)
以上です。
…………えー、ちょっと真面目に語りすぎたので汚しておこうw
かながはるかにぐっちょぐっちょにされてかいかしてみかをぐっちょぐっちょにするエロ同人誌が是非見たいです!!
(無理に読まなくて良いですw)
著者/訳者:石見 翔子
出版社:芳文社( 2008-08-27 )
定価:¥ 860
Amazon価格:¥ 860
コミック ( 120 ページ )
ISBN-10 : 4832277251
ISBN-13 : 9784832277250
一応「スズナリ!」も。(1巻だけ)
flower*flowerの方はまだ単行本出てません。
著者/訳者:石見 翔子
出版社:芳文社( 2006-09-27 )
定価:¥ 860
Amazon価格:¥ 860
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4832275941
ISBN-13 : 9784832275942




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