「コト」ではなく「ヒト」についての「語り」でありましょう。
(全力で釣りにいってみましたがどうでしょう)
ちゃんと書くと、「事実関係として何がどうなった(=コト)」についての語りではなく、「ある『コト』に際して、それに纏わる人がどう考え・どう行動したか」についての語りである、と。
このように整理すると、推理小説が「物語」から見て異端というか例外的な存在であることの理解は容易であろうと思われます。
話は単純で、そこに登場する「人」に、人格としての固有性が必ずしも要求されないからです。
「その状況でその行動を取った理由は何か」が合理的に説明できるのであればそれで良く、それ以上の「人格の固有性」は必ずしも要求されない、と。
……でですね。
「合理的に説明できる」ってのは、「わたしはあなたを理解できるはずだ」という意識が背景にあることに注意してください。1
先の「『人格の固有性』は必ずしも要求されない」ってのは、「描写が細かくなればなるほど、総論賛成・各論反対のように細かい違和感が表出してしまう」ということでもあります。
オチ?
ないです。
(変則的に続きますが)
- ここでは「わたし=読者」で「あなた=作中人物」ですが、リアルでもその枠組み自体は共通ですね。 [↩]


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