割と長いことEIGHTHに言及してないわけですけれども。
(今月号の内容に限らず広くEIGHTHの内容に触れるので単行本派は要注意だ)
何故言及していないかというと、「なんて云ったら云いのか判んねー(判んなかった)」からなのよ。
判らないものには反応のしようがない、みたいな。
一話完結系の作品と違って、EIGHTHのような長編ストーリーものは、「全体としてこういう話」というのが(作者の中に)あって、「(作者的に)全体が『ああ』だから今はこうなんだろうなぁ」という読み方をすることがあるわけね。
(ある程度メタい読みという云い方でもいいかな)
例えばそうな、ワンピースだったら、とにかく行く先々のトラブルくぐり抜けて、「どこか」で「何か」を手に入れればOK、みたいな根本があるわけでしょ。そこはすごくわかりやすい。
ではEIGHTHはというと、何がどうなったら勝ち、みたいな話じゃないわけでしょ。
ナオヤが主人公ではあるけど、ナオヤ一人がどうにかなって終わるような話にも見えないし。
ということで「この作品は全体として○○な方向であって、その全体像からするとこの展開は△△な意味があるんだろうなぁ」みたいなのを、ある程度意識的に整理というか確認しておかないと、なんだろうな、話を見失いかねないわけ(俺が)。
んでな。
りお先生が出てくるぐらいから「???」ってなり初めて、そこからセルシアのバチカン送還、りおの白血病発症、と来て俺的には「これ話は一体どこへ向かっているんだぜ……?」ってなってたわけですよ。
いや事件なのは判るけどね? ナオヤ的に(エイス研究所的に)どうなんだ?? みたいな。
で問題はですね、作者がそこらのボンクラならまだしも河内和泉なわけですよ。
「そこらのボンクラ」だったら「何も考えてないんだろうなぁ」で済ませるトコですけど、「河内和泉でそれはない」ってのが俺的に超あるのですよ。(信者脳とも云うw)
総合すると「この構成・この展開も、きっと何かの意味がある(でも具体的にはさっぱり判らん)」みたいな理解で、そうなると、何がどうとも云いようがないわけです。
……それが先月号までの話で。
今月号でな、すげーー判ったよw
思わず「w」使っちゃうけど、なんだろう、「これだけの話にこれだけの手間をかけるかーーー!!」という、腑に落ちると同時に呆然として笑いがこみ上げてくる感じ?
要するにですね、「『セルシアが自分の能力から逃げ続けたせいでルカ死んだけどどうなの』『ごめんなさい』」これです。
ここのやり取りを成立させるため(だけ)に上で挙げたようなシーンがあったわけ。(と理解した)
特殊な能力があるとはいえ根本は普通の女の子で、んでアンジェラ博士みたいなヒャッハーさんでもないわけで、であれば「余程のこと」がなければ「自分の能力との向き合い方」みたいな根本のスタンスは変わり用がないわけで、「ならば余程のことを用意しましょう」という、ここに至ってしまえばとてもシンプルな構成とは云えるのですが単行本で3巻分ですよw
りお先生の唐突な登場、その小学生で天才科学者で白血病という「同情する対象として濃い」設定(ヒカルパパよりはりお先生の方が助けたいって思うでしょうというw)、バチカンの露と消えたルカ、全部「セルシアにごめんなさいさせるために」使われた「小道具」よ、多分。
繰り返します、「これだけの話にこれだけの手間をかけるかーーー!!」w
……作者もそうだけど、これでGO出す(出せる)編集もすごいよなぁ。信頼関係があるというか理解が篤いというか。
で、オチですが。
出版社:スクウェア・エニックス( 2012-02-22 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
雑誌 ( ページ )
ISBN-10 :
ISBN-13 : 4910026770329
狙ってんのかと思うよなぁ、今月の表紙。
河内せんせいドSすぎ!!w














