橙乃ままれ・峠比呂「まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ」 だ・に・く! だ・に・く!(わかんねーよ

 こないだ軽く触れた作品、本番。

 内容としてはえーと、2chのスレ発で小説として刊行された作品のコミカライズ、で、その意味では電車男系っつってもいいのかね。
 原作は、スレは前半ちょっと(3割ぐらい?)読んだ、小説の方はまるっきり未読。


(次の水平線まで「前置き」です)

 基本的な立場を書いておかないと俺の言葉も読めないと思うので最初に書いておきますが、俺は「お話としてのまおゆう」には割とはっきりネガティブです。
(全部読んでないのでその意味ではアレっちゃアレですが「俺に続きを読む気を起こさせなかった」という評価です)

 なんでかっつーとですね、(後で補足しますが)「啓蒙思想うぜえ」っつんですかね、……いや、単純な啓蒙思想だけなら「好き嫌いとしては嫌いだけど作品としては容認」ぐらいのキャパシティはありますけど、「この内容でその進め方はナシだろ」みたいなツッコミがガンボガンボ湧いてきてダメだわ、みたいな話。

 でそのお話は。

「魔王を倒しに行った勇者だったけど、魔王が『人間社会より進んだ技術(等)を使って戦争をなくしたいと思っている』というのでとりあえず協力してみることにしたよ!」
 みたいな話。
 タイトルの「丘の向こう」ってのは「戦争のなくなった世界」の象徴さね。
まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ
まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ
(再掲・ここね)

「戦争のない世界、別にいいじゃん?」って思う人には問題ないです。
 じゃ俺がなんで受け付けないかっつーと、「魔王と勇者の立場が最初っから『正解』として固定されている」、これ。ほぼこの一点。
 上記のようにまおゆうってある種の世界改変のお話で、その意味で根っこから思想的な一面があるのですが、そこで「作中での正解」が最初っから固定されている(かつ勇者≒読者視点もそこに同調させられる)というのは、拭いがたい気持ち悪さがあるのですわよ。

(例えば夜神月も増上慢でしたが、最初期から「面白」扱いされてましたわな? あんな感じのクッションが全くない。
 行きがかりの駄賃でdisっときますと木村紺も割とこのケ(主人公が「正解の代弁者」的な)があって俺は好きではないです)

 ちょっと例示すると、例えば1巻では「この世界になかった馬鈴薯持ってきて収穫量増えてウハウハ」みたいなエピソードがあるんですけど、「この世界になかった馬鈴薯持ってきた」なら、「この世界になかった病虫害で難儀する」とか「従来の飼料作物が値崩れして農家が大量に廃業」とかそういう話もあるべきなんです。(リアリティが云々というなら)
 そういうのあらかたすっ飛ばして「色々丸く収まってめでたしめでたし」と云われても、「ちょっと理屈ばった主人公補正乙」としか云い用がないんすね。(で、それが「主人公補正」ではなくて「手法の正しさ故に」成功したように「描かれている」、あるいは「読める」、と)

 もう一度繰り返しますが気にならない人は気にしなくておkです。


 前置きがなげーよ

 そんなわけでお話自体に期待はしてないんですが少なくとも1巻時点ではそれほど鼻につく感じは無かったすね。
 原作からこんなでしたっけ?(読み返す気はない)

 でタイトルの話なんですが駄肉が! 駄肉が!
(落ち着かなくていいからそのまま死ね)(ぐえー)

まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ
 ……魔王、つか、まおー様が駄肉呼ばわりされるのは原作準拠なんですが、正直これは駄肉過ぎるだろうw(褒め言葉)
 このだらしなさは明らかに改善ポイントでありサムズアップしながら作者の肩無言でバンバン叩きたい気分で一杯であります。

 作者、Candy boy漫画版とかあとエロも少々既刊があるようですが、「ぬう、これは……」「知っているのか雷電!」みたいな感じです。(※我ながら意味がわかりません)


 お話についてあんだけネガティブな俺でも普通に駄肉駄肉いう程度には素晴らしい駄肉(日本語でおk)ですのであとはそこらへんどう評価するか、でしょうか。
(話の内容が劇的に変わる気はしないので)

 コミカライズが何処までやるのかは判りませんが、もう一つあるコミカライズの作画担当が石田あきらなので、ということは多分そのうち止まるので、読むならこっちかなーって思いますw

 ……このまおー様には挟まれたいですねえ……。

まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ 1 (チャンピオンREDコミックス)

著者/訳者:橙乃 ままれ

出版社:秋田書店( 2011-09-20 )

定価:¥ 580

Amazon価格:¥ 580

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4253233457

ISBN-13 : 9784253233453


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