世の中、そんなに綺麗に出来ちゃあいないわけですわよ。
「努力すれば報われる」なんてのは建前でしかなくて、無理や、無茶や、汚いことは、特に疑問を持たれるでもなく「そういうもんだから」と当たり前にまかり通っている。
正論で飯が食えんなら、ま、それで良いんでしょうけれども。ねえ?
「ふざけんなバカヤロ、俺の方が正しいんだ!」って思ったらそれ云っちゃってOKな訳? 相手、偉い人と違うの?
云った本人は気分がすっきりするかも知らんけどさ、会社と会社の付き合いってそういうもんじゃないでしょう。
笑顔で「勉強になります! ありがとうございます!」ぐらい云えないでどうすんのよ。問題が大きくなった後、責任取れんの?
……ってなことは全部承知の上で、それでも人には感情ってのはあらぁな、と。
まぁ俺はその点は「よく出来た大人」ですから、云っていい事と悪いことの区別は付いてるし、仕事は仕事と割り切るぐらいの分別はある し、主人公の宮本君の思考回路とか、よく判らないところもあるんですけどね!!
……何かもう色んなところが変な風に痛くて言葉にならんわ。(褒め言葉)

定本 宮本から君へ 1
著者/訳者:新井 英樹
出版社:太田出版( 2009-01-17 )
定価:¥ 1,554
Amazon価格:¥ 1,554
コミック ( 752 ページ )
ISBN-10 : 4778320751
ISBN-13 : 9784778320751
打ち切り食らったと聞いてどんな尻切れトンボなんだと思ってましたがこれはこれで一応「切りのいい」ところではあったのかなーと思います。
天才中尾との「天才ワールド」は(そしてそれが世間を「ねじ伏せる」様は)もっと見たかったとは思うけど。
「シュガー」そして「RIN」の一連の話は「天才」の話だったんだなぁと改めて思います。
あるいは「天才の孤独」か。
「試合」そのものが全部終わった後のリンのこの台詞とかイイっすよねー。
(キーチにも通じるところはあるかな)

身も蓋もないんだけど「これを云っちゃう」ってのが良いよね。(云い方を変えると、これを「イイ」と思わない人は読まないほうが良い)
殊更触れないけど、立石戦のシーンも「迫力・迫真」を通り越して「凄惨」で、勿論素晴らしかったです。
流れ的には「そりゃ勝つよな」って感じですが、その勝ち方が。
……とはいえ、ボクシングの場面に限れば「シュガー」の7巻には及ばないかな、と。
(シュガーの7巻は頭がおかしいです。「漫画を読んでいるだけなのに『ボクシングの天才』の主観を追体験できる/してしまう」感じ。今見直してきて半覚醒中w)
繰り返すけど、スゲーよ。

RIN(4) <完> (ヤンマガKCスペシャル)
著者/訳者:新井 英樹
出版社:講談社( 2009-01-06 )
定価:¥ 560
Amazon価格:¥ 560
コミック ( 208 ページ )
ISBN-10 : 4063617483
ISBN-13 : 9784063617481
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