真じろう・虚淵玄「Fate/Zero」 云いたいことは連載時に云った気がするけれども。

(気のせいかもしれない)
(基本、適当更新)


 内容としては
・セイバーvsランサー戦の続き
・キャスター組登場
・バーサーカー組登場
 で、順番が多少前後しつつも内容としては原作準拠度が(アニメよりはずっと)高いです。


 漫画版はねえ、イスカンダルのこれ↓やっただけで十分価値があると思うのよね。

Fate/Zero
 これは完全に漫画版のファインプレイで、原作でもアニメでも特に力を入れずにサラっと流した台詞が、漫画版では超超超超凄みのあるインパクト抜群の絵になっています。
(というか、俺は漫画で最初にこの場面を見たので、原作やアニメが超あっさり流しているのを後から知って逆に驚いたクチです)

(俺が普段「ストーリーそのものより『演出』の方がずっと大事だ」と云っていることの実例でもありますなー)


 あと、龍之介初登場場面の「描写のグロさ」について、連載時に超マジな解説記事書いてるのでそっちも見てくださいな。
(リンク先で画像は使っていないので単行本を手元に置いて見比べながら読むといいのではないかな)

Fate/Zero (3) (カドカワコミックスAエース)

著者/訳者:真じろう

出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-04-02 )

定価:¥ 588

Amazon価格:¥ 588

コミック ( 128 ページ )

ISBN-10 : 4047158194

ISBN-13 : 9784047158191


虚淵玄「Fate/Zero Vol.4 -煉獄の炎-」 イスカンダルぅぅうううわぁあああああん!!

 小説版4巻(完結巻)、に閉じた話です。
 小説全体を通じて、あるいは他媒体との比較、あるいはstay nightとの関連、……等の話は、後日気が向いたら。(多分向くと思うw)


 3巻の時に

虚淵玄に感謝と祝福を、奈須きのこには体重を乗せたグーパンチを見舞いたい

 って書きましたがそれは何の話かと云いますとね。
 ……あ、今回は内容にも触れる可能性があります(多少ネタバレ気味)ので、気にする人はご注意を。

 まず、「主人公」ははっきりライダー組なんすよ、この作品。
 何しろ、ギルとセイバー、言峰綺礼と衛宮切嗣、の因縁を描いたFate/stay nightの前日譚、という大前提がある以上、この4人(とその周辺の人物)は「話の本筋より優先して消化しなければならないノルマ」を抱えてしまうわけ。
 なので、「Fate世界」の中心に近い人達が「ノルマ」を消化する間に「Zeroのお話」を牽引する人たちというのはどうしても必要になり、それがライダー組の役回りだよ、という話。(話をFate組の人で回すのも「原理的に不可能」ではないけど、話を作るのが格段に難しくなるでしょうね)

 してみればウェイバーとイスカンダルの凸凹な関係(超萌える)や、超グレートな宝具やその背景話なんかの「優遇」っぷりは合点が行く所で────これが「虚淵玄に感謝と祝福を」の部分────そうやって超盛り上がったところを瞬殺してのけるギルガメッシュとその宝具のぶち壊しっぷりには「これ考えた馬鹿誰だよ」と思わずにはいられない────これが「奈須きのこには体重を乗せたグーパンチを見舞いたい」の部分────わけw

 いやまぁ率直にいうとセイバーにもギルガメッシュにも「体よく噛ませ扱いされた」感はあるのですが(この小説の「オリキャラ」が本編キャラに並び立たねばならないのだから、前半ではひたすら立てる展開になったのも必然、というか計算どおり、ではありましょう)、だとしても、イスカンダルが本作中最も魅力的なキャラだったという評価は動かない、と思います。

(虚淵玄の文章力で、「それまでにその圧倒的な力を存分に描写されていた『王の軍勢』を根こそぎぶっ飛ばす『エヌマ・エリシュ』」を描写されると、規模の違いっぷりで半分シラケますよ本当。「知らんがな」ぐらいしか言葉が出ないw)


 他方、セイバーは割と空気。
 他サーヴァントとの戦闘回数こそ多いものの一度としてまともに勝っておらず、またバーサーカーとの因縁話も引っ張った割にあんまり盛り上がらないというかテンションが下がって終わるというなんとも微妙ぃな展開であり、セイバーがもうちょっと雑魚じゃなかったらライダーも浮かばれたのになぁとそっちが気になります。(セイバーはどうでもいいですw)

 切嗣と綺礼については、特に4巻で、必要なことはキッチリ書いた、気がします。(stay nightまともに覚えてないので細部の評価はできないけど)
 ……うん、少なくともセイバーよりは確実に存在感あったすね。(というか本当、セイバーの出番全部カットしても良いんじゃね、ってぐらいセイバーの存在意義はよく判らんw)


 原作読もうか迷ってる人がいたら、読んで損なしです、とは強調しておきます。
 Fate云々より「まどか☆マギカの脚本家」「虚淵玄世界」を意識したほうがいいすよ多分。
 ……あと「虚淵玄世界」という文字列からラヴクラフト臭を感じるというか「原初の混沌」感がありますね(どうでもええがな

(こんな締め?)

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虚淵玄「Fate/Zero Vol.3 -散りゆく者たち-」 まどかマギカから虚淵界に入った人はニヤッとしましょう。

 これは3巻の感想ですがさっき4巻も読み終わったすよー。
 ……個人的には虚淵玄に感謝と祝福を、奈須きのこには体重を乗せたグーパンチを見舞いたいところですがそれはまぁ、余談w(4巻の時に改めて)


 でまぁ3巻です。
 総評から書いてしまうと「戦況は大きく動き、結末へ向けてのお膳立ては整いつつあり、一方で単体の<見せ場>としてはやや小物感」みたいな感じ?

 展開としては一応「派手」なんですが(3巻前半と後半でそれぞれバトルがある)、キャラ配置的に・話の筋的に「脱落すべきものが脱落した」という感じで、意外性はほぼ無いといっていいかと思います。
(むしろ”こいつら”が脱落するのが3巻に入ってから、というタイミングについてこそ以外なほど遅い、といったところ)

 まぁその「予定通りの」展開でこれだけ語り、これだけ盛り上げたんだから、筆力のほどは恐るべし、ではあるのですが。
(ストーリーではなくその描写、「語り」とか「テキスト」と呼ばれる方面の話)


 でまぁタイトルの話ですよ。
(虚淵界って暗闇に目を凝らすとそこら中に臓物がぶちまけられてて見えないところから狙撃されて死にそうでヤな感じですね)

 1巻2巻でもなんとなく「それっぽい」シチュエーション・台詞はありましたが、3巻では「あまりにもそのまんま」かつ「他に語る所がない(語るとネタバレになる)」ということでとりあげてみることにします。

 小説ですがキャプ↓
(イスカンダルの圧倒的な強さと、「圧倒的に強いイスカンダル」のマスターとしてあまりに未熟な自身、を対比して荒んでいるウェイバー・宥めるイスカンダル、という状況)
Fate/Zero Vol.3 -散りゆく者たち-

 杏子ちゃん! 杏子ちゃんじゃないですか!!
 俺の脳内ではタイヤキはむはむしながらグーパンチのジェスチャーする征服王(CV野中藍)が出てきて困ったことになりましたよハイw


 1巻あとがきのエントロピーの話とか、(何処で見たんだか忘れたけど)条理を覆す云々の話とか、キーワードレベルで共通する要素はそこかしこにあります。
 といった意味で、合う合わないは「TYPE-MOONや奈須きのこが好きか」より「まどか☆マギカや虚淵玄が好きか」の方が重要かもしれないですね。

 ……まぁとにかく、「ああ、同じ人が書いてんだな」と思った一コマでありました。

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虚淵玄「Fate/Zero Vol.2 -王たちの狂宴-」 「王の軍勢」が見たーいー(見たい!)見たーいー(見たい!)見たーいー(見たい!) 「王の軍勢」が見たーいー アニメーでー見たーいー!

 我ながら落ち着け >タイトル


 いやこれが落ち着いていられますかって!!


 ……1巻感想ではアニメや漫画と比較して、「その比較において原作は細かいところいろいろ気が効いてて『より一層』面白い」みたいな話をしましたが。

 2巻。
 終盤。
「王の軍勢<アイオニオン・ヘタイロイ>」!
 あれはヤバいだろ本当マジでw

 あれはもう描写とか筆致とかそういう次元じゃないです。
「あの設定を・あのタイミングで・ウェイバーとセイバーの見ている前で・披露する」、というシチュエーション。
 メディアの特性を遥かに凌駕する領域の話で、これで興奮しなかったらどうすんだよってぐらいテンション上がったわよw

 ……そして、だからこそ、音と映像が付いた状態でアレが見たい。
 超見たい、のですw


 とりあえずTwitterから拾って来ましたが。

Fate/Zero、原作2巻を読了致しました…… 20:32:24
AAAAAAALaLaLaLaLaLaLaie!!! 20:33:55
やーべーだろこれ 寝っ転がって本読んでただけなのにシャツが汗ぐっしょりだよwwww 20:35:44
分割2クールってことは一期ラストらへんですよねこれ これの映像化ちょう楽しみだ 楽しみすぎるwww 20:36:44

 これが全てです。
 本当。


 サーヴァント戦ということについて云えば、半分(2/4)終わった割に、脱落者は少ないです。
 各陣営の「備え」とか「予備戦力」とでも云うべきものをだいたい削りきったかな、ぐらい。

 ……しかしまぁ、今となってはその辺もうどうでもいいですw
 大塚明夫が王の軍勢呼ぶまでは死ねない。

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虚淵玄「Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話-」 これが本編! これが本命!

 正直今の俺はオシエシラバスとFate/Zeroで出来ている。
(血潮はネタで心は百合)


 戯言は置いといてだな。
(オシエシラバスは来年アニメ化されるべき)(置いとけよ)

 世間的にも大ブームですがそれ以上に俺の中で大ブームなFate/Zeroの、多メディア展開されている中での、最も濃くて最も熱くて最も面白い奴、だと思えばOKです。
 はい。

 ……あ、ネタバレは極力しない方向で。


 漫画もアニメも全然完結してない状況なんで「比較して語る」というのは中々やり難いのですが、小説版は、少なくとも「切嗣と綺礼の因縁の話」「セイバー(アルトリア)とアーチャー(ギルガメッシュ)とライダー(イスカンダル)の因縁の話」という軸が明確で、あとついでに「ウェイバーとケイネス」「雁夜と時臣」も意識されてるかな、ぐらいの構成。
(……というのは2巻まで読んでの話ではある)

 ……上の一文、大したこと書いてないようですが、「構成が明確」というのがポイント高いんすよ。
 具体的にどうと云いにくいんですが、事実関係をただ並べるのと、指向性を持って並べるのとでは、個別に見たときは大差無いようでも全体としての印象がぜんぜん違ってくるの。
 漫画もアニメも「全体として」の評価ができるほど進んでませんが、現時点でも「原作を追うので精一杯、しかも微妙に追いきれてない」という感じなので、全体通しての盛り上がりとか考えたら、多分比べちゃいけないレベルで違ってくるとは思います。


 小説には地の文があるので、(あるキャラが)○○と思う⇒「○○と思うのは××という事情があるからだ」のような補足(解説)を入れることが可能で、これが「各陣営入り乱れる」「バトルロイヤル話」(⇒必然的に思惑が錯綜して状況が判りにくくなる)では、状況・キャラクター理解のためにも、ひいては感情移入のためにも、超効いてきます。
 例えば一例ですが、アーチャー陣営、というか時臣・綺礼・そして璃正、の結託っぷりはストーリー面では超重要なんですが、漫画もアニメも単体で見てるとそのことが理解できねーですよ、多分。そもそも璃正がそれなりの重要人物だと思えるポイントがないw
(アニメが「どこまでやれるか」は、次回(3話)でかなり見えてくると思います)

 ストーリー面は……触れないほうが良いよね?
 ぶっちゃけ、1巻時点ではそんなに盛り上がりませんw
(1巻が「この程度」だったので、2巻では変な汗かくぐらいテンション上がって喜びゲロ吐きそうになりました半分本当w)
 とにかく2巻です。1クール目の終盤です。
(なんかもう原作話じゃなくなってきたな……)

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