[単行本] OYSTER ≫ 武者武者道中ティラの介 / 光の大社員 / 男爵校長(DS)

 男爵校長(無印)を探すのに難儀したと書きましたが、他の既刊を近場の本屋であっさり見つけたので回収。
 というか無印も一緒にあった。とら/森/ジュンクより強いとは予想外……!

 ということで改めてOYSTERについて。
 既読作品(=言及対象)は以下。ゼルダの伝説の奴もあるみたいだけどそれは未読です。
(並びは大雑把に刊行順)

  • 武者武者道中ティラの介
  • 光の大社員(1)
  • 男爵校長(1)
  • 男爵校長(2)
  • 男爵校長DS(1)

 ざっくり好みで分けると「DS≧大社員>無印>>>ティラの介」という感じでしょうか。

 ティラの介は低年齢向けなのが悪いのか初期作だから悪いのか、「フツーにつまらない」(どこがどう悪いとかそういう問題ではなく単純に「面白さが足りてない」)という感じだったのであまり積極的には触れません。

 光の大社員はネタの切れ方が素晴らしく、単純に4コマ漫画として捉えた場合には一番かも知れません。
 DSのときに「火星ロボ大決戦」を引き合いに出しましたが、こっちの方が(男爵校長での「変わったところ」がない分)もっとノリが近いです。
 当然、火星ロボは「ロボットもの+高テンション」なのに対してこちらは「会社員もの+高テンション」という点は違いますが。
(あと、女子率低いですね)

 ただし、個人的にOYSTERの「見るべきところ」は「ネタの切れ味が良い」という点ではないと思っているので、「作品としてどっちが好き?/上?」と聞かれたら「DS」って答えますが。

で、男爵校長の話なんですけどね

 まず大雑把に作品解説行きます。

「女の子5人組の日常風景」です。
 ……身も蓋もないけど。

 全体としての大きな流れとかは基本的に無くて、各回ごとに変わったイベントがあったり友人・知人が現れたりして適当に一騒動起こしていく、という感じです。
 その合間合間にカットファストボールみたいなネタがねじ込まれていく感じ。(ニュアンス通じるかな……w)

 ここでいう「ネタ」は普通のギャグで、「大社員」の「ネタ」と真っ向から比較して良い類のものです。で、この点では「大社員」の方がやや優位なように感じます。

>>大社員 in
 恐らく、「大社員」では各キャラの配置が「主人公」「ライバル」「上司」「同僚の女性」等、割と明確に分かれていて(そしてその役割を極端に逸脱することがなく)、そのために「ある一つのネタ」に対してのキャラとキャラとの空気感が伝わって来易い、ということに起因するのかと思います。
<<大社員 out

「『大社員』では役割が分かれている」としましたが、男爵校長では女の子5人が全員ボケるし全員ツッコむんですね。
(女の子の性格や言動は当然個別です。ボケ・ツッコミに関して明確な役割分担がない、ということです。沢山ボケる人・沢山ツッコむ人は居ますが)

この先、感覚的な話なので判りにくいです

「全員ボケるし全員ツッコむ」という点は、彼女達を「判り難く」しています。

 ……しているんですが、ボケ・ツッコミ以外の彼女らの振る舞い(=キャラごとに固定的)とボケ・ツッコミでのフレキシブル(というか適当)な振る舞いが化学反応を起こした結果、最終的には彼女らのキャラを立たせることに貢献してしまっています。
(そう思わない読者もきっと居ると思います。これはもう感じるか感じないかの話になってくるので「感じてくれ」としか云いようがないのですが1

「キャラを立てる」という方向性がより明確になるのは無印後半からDSにかけてです。
 特にDSではページレイアウトまで変わって「(ギャグではないという意味で)普通の会話」をするようになっていて、……ある回ではそもそも全くギャグがなかったりして、「普通のギャグ漫画」とは一線を画しています。
 彼女達が「判り難い」というのも、単に「記号」として消化されてしまうことを拒否する仕組みだと考えれば、とりあえず理解は出来ます。(作者がそんなことを考えていたのかは知りませんよ、念のため)

(敢えて堅く表記)記号的な理解を拒否して「キャラクター」としての総合的な理解を(読者に)要求した結果として、取っ付きが悪くなった感は否めません。単純にギャグ漫画として読んでも成立してはいますが、だったら「大社員」の方が判り易くて面白いよって話であって、男爵校長の真価はキャラ&萌えにあります
 キャラを立たせた結果の「萌え」なのか、「萌え」を狙ってキャラを立たせたのかは神のみぞ知るですが、……これはどっちでも良いですわねw

武者武者道中ティラの介 (アクションコミックス)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2007-11-12 )

定価:¥ 860

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4575941360

ISBN-13 : 9784575941364


光の大社員 1 (アクションコミックス)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2007-11-12 )

定価:¥ 760

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4575941352

ISBN-13 : 9784575941357


男爵校長 1 (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2005-09-12 )

定価:¥ 860

コミック ( 124 ページ )

ISBN-10 : 4575939684

ISBN-13 : 9784575939682


男爵校長 2 (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2007-05-12 )

定価:¥ 860

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4575940909

ISBN-13 : 9784575940909


男爵校長DS 1 (1) (アクションコミックス)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2008-08-12 )

定価:¥ 860

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4575941859

ISBN-13 : 9784575941852


  1. キャラ/キャラクターの話を想起されたい []

[単行本] OYSTER ≫ 男爵校長DS

 遅くなりましたが。

■前日譚ここから
>>

 先に軽く触れましたが、コミケ前に実物日記の人と飲んだんですけど、その場で(鞄から取り出して)「これ可愛いんですよ可愛いんですよ」と主張され、
「……あっ、……えーとー、あんまり好きじゃなくて読んでないんですけどー……」
 って云ったら
「これあげるんで誰が可愛かったか教えてください」
 という話になりまして。

「あんまり好きじゃない」というからには当然読んだことはあって、それはいつかというと「もえよん」時代の割と早い時期。
 えーと、「ぱれっとが辛い」という話がありましたが、俺が当時の「もえよん」を見たときもそんな感じだったと思ってください。
 なもんで、コミックハイで始まったときも、最初パラパラ読んで「これはまぁ、いいか」行きでした。

<<
 ここまで

「遅くなりました」ってのはそういうことです。(コミケうみねこ含め10日経ってます……)

 でまぁ貰ってしまったので「ちゃんと」読んでみたんですけど、……あっれ? こんな内容だっけ??
 うん、「可愛い」というのは判るわぁ。確かにこれ、「可愛い」以上の言語化が難しいですw
「テンション系」かつ「ユルいボケ(アホの子)」という感じなのかなー。
(きらら系でいうと「火星ロボ大決戦」と「ひろなex.」を足して2で割った感じ?)

 実質3巻なのでキャラクター紹介とか無くて、キャラと名前が一致するのにしばらくかかりました。
 もっというと、キャラの背景にあるであろう情報が(無印を見ていない人間には)ないので、月の人をはじめとした一部のネタは意味が掴みかねる部分もあります。

 ……という前提で、アリカさんがかなり好きですw
 ダイスで一日いける話(P56)とかカレーパンもりもり食ってる話(P90)とか。
 アホの子な割に時々ちゃんと女の子っぽい反応をするのがかなりツボです。
 あと、全般的に「イヒヒ」というか「ニヤッ」な口の顔が好きです。
(アリカさんに限らず、ボケ・ツッコミ等のネタ上の役割は、柔軟といえば柔軟、適当といえば適当ですね。慣れれば「そんんなもん」ですが、入り口の「捉えどころの無さ」につながっている面は損といえば損かも)

「アリカさんが好き」という印象は、作品的にアリカさんが中心で露出が多いことにもよるのかなー、とは思います。
(小蘭さんと小夜子さんも好きだけど出番の絶対量が少ないから印象が薄くなる……)

 ……しょうがないから無印も見てみましょうか。
 少なくとも最初の頃とはノリが違う、気がするんだけどなー。

男爵校長DS 1 (1) (アクションコミックス)

著者/訳者:OYSTER

出版社:双葉社( 2008-08-12 )

定価:¥ 860

コミック ( ページ )

ISBN-10 : 4575941859

ISBN-13 : 9784575941852


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